Timo Maru レザークラフトの軌跡

レザークラフトに挑戦していく日々

レザーソムリエの皮革講座に参加してきました

皆さんこんにちは。Timo Maruです。

久しぶりの更新です。いつも通り亀のスピードです笑

 

先月の8月28日に仙台で行われたレザーソムリエ初級の皮革講座に参加してきました。

今回は実際に講座を受講してみての感想を書いていこうと思います。

そもそもレザーソムリエって?

皮革や革製品について一定の知識を持った人に与えられる資格で、現在初級と中級があります。

CBT形式(どこかの会場でパソコンを使って受験)で試験が行われ、合格すると認定カードとバッジ、それと申請をすることで名刺等にそのロゴを入れることができるようです。

試験対策としてはレザーソムリエの運営団体から発売されている初級・中級の参考書からそれぞれ出題されるらしく、それ以外の参考書はありません(どんな問題が出るかは実際に受験した方のサイトがあるので興味があれば検索してみてください)。

私はバッジが格好いい!という不純な動機で興味を持ち、今年受験する予定です笑

※受験日は全国11月6日です。

 

講座内容

主な講座の内容は以下の通りでした。

  1. 座学講座①
  2. 実習
  3. 座学講座②

以下内容を紹介しますが、この講座の肝は2の実習になりますので1と3については簡単に説明します。

 

座学講座①

座学講座では以下の内容が主でした。

  • 革の種類
  • 革の始まり
  • 鞣しについて
  • 染料と顔料の違い
  • 合成/人工皮革について

 

この座学の中では、初級の参考書をもっと噛み砕いて説明したないようになります。

革がいかに歴史的なものなのか知るいい機会になりました。

イタリアのフェラガモより日本の企業の方が歴史的に古くから革を扱っているということも聞けたのはこの講座ならではではないでしょうか。

 

実習

皮革講座の一番の肝になります。4つのブースに行ってそれぞれの題目について講座を受けます。

実際に革を触る機会がありますので、存分に触ってきました(講師の方々も是非触って!って感じなのでもしこれから受ける人がいればドンドン触って質問していきましょう)。

4つのブースの内容については以下の通りです。

  1. 牛革の種類
  2. 染料、顔料の違いと仕上げ
  3. 小判革の種類
  4. エキゾチックレザー

一番馴染みがないのはエキゾチックレザーではないでしょうか。

エキゾチックレザー

ダチョウの革で特徴的なクイルマークなんかも見れました。

クイルマーク

この実習だけでも受ける価値はあると思います。

 

あと若干私と講師の方々で温度差を感じたのは鞣しに対する考えでした。

私は普段タンニン鞣しの革を扱うのですが、講師の方々はクロム鞣しやコンビネーション鞣しの革の話をよくしていました。これはクロム鞣しの方が量産できるスピードが速いこと、コンビネーション鞣しによってそれぞれの革の良いところを引き出すことができるという日々の進歩を伝えたかったのだと思いました。クロム鞣しやコンビネーション鞣しの革も使ってみたくなりました。

 

座学講座②

最後は革のお手入れに関する講座でした。正直あまりわかっていないことが多いので、これはこれからしっかり勉強していきます。

これだけは覚えています。「革は凍らせてはいけない。」

 

終わりに

以上がかなりザックリしてますが、レザーソムリエの皮革講座を受けた感想でした。

北海道から仙台までこの目的のために動いた行動力は自分でも驚きました。ですが、それ以上に得たものもあった充実した講座だったと思います。

同じ北海道の方で距離的な問題で参加できないと仰っていた方もいましたが、北海道での講座も今後考えているようです。

なので機会があれば是非受講してみてください。無料なので。

それでは!